若がえりまんじゅう物語
昔むかし、うごの国の山奥に爺様と婆様が住んでいたんだと。
ある暑い日、爺様が山で木っこ伐ってだけど。
喉が渇いだなで水っこ探したば、湧き出る清水見つけだけど。
手ですくって飲んでみだど。
あんまり美味くてそのまま飲み続げだば、若者になったけど。
家さ戻って婆様に訳を話したば、婆様はすぐに『その清水さ連れでってけれ』ってせがんだけど。
明日連れで行く約束をして、その晩は寝だど。
次の日、爺様が起きてみだば、婆様の姿が見えながったど。
爺様が山さ婆様を捜しに行くと、婆様の着物に包るまれた赤ん坊が清水の傍で泣いてえだけど。
爺様はそれから、清水から湧き出る水で饅頭をこしらえ、【若がえりまんじゅう】と名付けて、それを売って赤ん坊になった婆様を大切に育てて幸せに暮らしたんだとさ。
とっぴんぱらりのぷう
新商品 -西馬音内の2大名物から生まれたお菓子-
そばDEだんす
そばDEだんす ここ羽後町西馬音内の新名物。
・西馬音内の伝統のそば文化。
・700年以上の伝統を誇る西馬音内盆踊り。
二つの伝統を合わせて丹念にこしらえた、今までになかった「そば饅頭」です。
北海道産の小豆の皮むき餡を、羽後町産そば粉を使用した皮で包みこみました。もっちりとした皮の食感と、甘さ控えめな餡の組み合わせをお楽しみください。
西馬音内そば
秋田県羽後町西馬音内は鳥海山の麓に位置し、四方を山に囲まれた風光明媚な土地柄です。そば粉栽培が盛んなことから、蕎麦の収穫時期には見渡す限り蕎麦の白い花一色になります。このそば粉を使い190余年、脈々と伝承されてきた『幻の手打ちそば』があります。現在は県内外からそば通が訪れその舌を唸らせる、そばの町となっています。
同じく蕎麦粉を使った蕎麦まんじゅうが代々受け継がれ、現在の西馬音内の二大名物となって愛されています。
西馬音内盆踊り
およそ七百年前、豊年祈願や盆供養のために始まったとされる西馬音内盆踊りは、毎年8/16から3日間続く伝統行事です。亡者を思わせる彦三頭巾や、編み笠を深くかぶり美しい端縫い衣裳を身にまとい、女たちが優雅に夏の夜を舞う・・・それとは対照的に、にぎやかに鳴り響く囃子の音が幻想的な世界を映し出しています。